子供の成長に欠かせない「必須アミノ酸」とは?
効果的な摂取方法
子供のころからの正しい食習慣は、丈夫な体づくりだけでなく勉強や運動性の向上のためにも大切です。
とくに、スポーツをする体とって適切な食事をとることは、日々のコンディション・ケガ予防のためにも重要になります。
今回は、子供の成長やスポーツでの体づくりに必要な「アミノ酸」の、働きや効果的な摂取方法を紹介します!
健やかな成長には「アミノ酸」が欠かせない!
タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されており、それぞれ「必須アミノ酸・非必須アミノ酸・遊離アミノ酸」の3タイプに分けられます。
「必須アミノ酸」:体内で合成できないアミノ酸
「非必須アミノ酸」:体内で合成できるアミノ酸
「遊離アミノ酸」:タンパク質を構成しないアミノ酸
アミノ酸は摂取する種類・順番・数が決まっているので、ひとつでも欠けると働きに影響がでてしまいます。
すべてのアミノ酸を過不足なく摂ることが必要ですが、とくに意識して摂りたいのが体内で合成できない必須アミノ酸です。
「9種類の必須アミノ酸」
・バリン
・リジン
・イソロイシン
・ロイシン
・メチオニン
・トリプトファン
・フェニルアラニン
・スレオニン
・ヒスチジン
必須アミノ酸は、「タンパク質や筋肉をつくったり」「脂肪をエネルギーにかえたり」など、体をつくるうえで重要な役割を担います。
そしてもうひとつ…この中には含まれていませんが、成長期に積極的にとりたいアミノ酸がとして「アルギニン」というものがあります。
アルギニンは
・「成長ホルモン」の分泌を促す
・「免疫」に関わる物質の働きを助ける
・からだの余分なアンモニアを除去し「疲労回復」を進める
・「エネルギー」を効率よく生み出す
などの働きをする栄養素です。健やかさや成長の伸びにも欠かせません。
通常は、体内で合成できる「非必須アミノ酸」に分類されますが、成長期はアルギニンの分泌量自体が少ないため「必須アミノ酸」として考えられています。
不足すると筋肉や血液、ホルモンをつくる「タンパク質」の構成にも影響するため、毎日の食事で意識的に摂りましょう!
日々の栄養管理には、サプリの利用もおすすめ!
アルギニンは、一日に2000~4000㎎の摂取で効果的に働くといわれています。
ケガや炎症がある場合は、およそ5000~7000㎎のアルギニンが必要です。
でも、忙しい日々のなか、これだけの量のアルギニンを摂るのは大変!食事だけでの摂取が難しいときはサプリを活用するのもおすすめです。
栄養はそれぞれが影響しあうことで効果を発揮します。栄養素をまんべんなく摂取するためにも、多種類の栄養が豊富に摂れるサプリを選ぶといいでしょう。